初対面の人と会って話すことに緊張を覚える人も多いでしょう。
相手の人柄が分からないと、会話に気を遣ってしまいますよね。
しかし、人間関係を構築するにあたって、信頼を得るために良い印象を持ってもらうことはとても重要です。
この記事では、初対面の人との会話を失敗させないための考え方やコツをご紹介しています。
初対面の人との会話がいつもうまくいなかいとお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
会話を失敗させないための考え方

初対面の人と会話をするときになぜ緊張してしまうのか。
それは、未知への警戒心や失敗できないというプレッシャーから来ています。
では、そうした気持ちを軽くするにはどのような考え方を心掛ければ良いのでしょうか?
緊張しても良い
緊張しているということは、相手に対して真剣に向き合いたいという気持ちの表れです。
このような誠実な感情は、恥ずかしいことではありませんよね。
それに、緊張は誰でもするものです。
初対面の相手も緊張している可能性があります。
そのため、緊張していることを隠す必要はないのです。
自然体が大事
初対面の人との会話で緊張する人は、「○○と思われたくない」や反対に、「○○と思われたい」と考えてしまうのではないでしょうか?
しかし、そうした望みのために言動するあまり、相手との会話がうまくいかないと意味がありませんよね。
そもそもそうした望みは、相手との関係が深まってから叶うものです。
そこで、考え方を変えてみましょう。
自分をどう映すのかではなく、相手がどういう人かを考えるようにしましょう。
相手に興味を向けることで、緊張が和らぐかもしれません。
緊張をほぐすための会話テクニック

緊張をほぐすには、とにかく会話を重ねることがポイントです。
ここでは会話のテクニックをご紹介します。
どのような話し方をすれば良いのかを見ていきましょう。
質問をする
自分に興味を持っている人に対して悪い印象を抱くことは少ないです。
そのため、緊張して自分のことばかり話してしまう人は、相手に質問することを心掛けてみてください。
- どちらのご出身ですか?
- 素敵な靴ですね。どこで買ったんですか?
- 疲れてはいませんか?
などを質問してみましょう。
ただし、お金や容姿に関することと政治・宗教の話題、下ネタはNGです。
謙虚な姿勢で質問をしていると、相手もあなたに興味を持ってくれるかもしれません。
共通の話題を見つける
上記のように質問を交えながら会話を続けていると、共通の話題が見つかることがあります。
- 好きなもの
- 訪れたことのある場所
など、ささいな共通点でも十分です。
お互いに親しみやすさを感じ、会話がはずむでしょう。
聞く姿勢をとる
初対面の会話では、話し方だけでなく聞き方も重要です。
意欲的に耳を傾けると、相手の話に同調することができます。
タイミングを見計らいながら、相槌を打ちましょう。
相槌にはさまざまなバリエーションがあり、すべてを覚えるのは大変です。
簡単なのは、「はい」や「ええ」と相手の発言を促しながら軽く頷くやり方です。
体を相手の方に向け、驚きや共感の気持ちを伝えてみても良いでしょう。
イエスかノーばかりだと会話が途切れてしまうので、疑問があれば投げかけてみてください。
ただし、相槌をしすぎると、「ちゃんと話を聞いているのかな」「聞いているふりをしているのかな」と誤解されてしまうことがあるので、注意が必要です。
相手をほめるときは具体的に
相手に好印象を持っていることを伝える方法として有効なのが、「ほめること」です。
しかし、ただ「おしゃれだね」とほめるのではなく、せっかくなら一歩先を目指しましょう。
例えば、「そのネクタイ、青色がキレイに映えていておしゃれだね」と直すと、具体的にどこをほめたいのかがわかりますよね。
「参考になります」も、「○○の説明がわかりやすかったので、とても参考になりました」と直すことができます。
注意点として、容姿をほめるのは避けましょう。
背の高いところが素敵に見えたとしても、相手にとってはそれがコンプレックスである可能性があります。
持ち物や服装など、相手のコンプレックスに触れる可能性のないところをほめましょう。
また、他の人と比べながらほめることもNGです。
「あの人はダメダメだったけど、あなたはとても良い」とほめられても喜べませんよね。
好印象を持ってもらうためのコツ

好印象を持ってもらうことは、人間関係を構築するにあたって欠かせないことです。
もし初対面で悪いイメージを与えてしまうと、払拭するのにかなりの時間を要します。
そのため、初対面ならなおさら好印象を持ってもらわなければいけません。
ここでは、相手に好印象を持ってもらうためのコツをご紹介しています。
清潔感のある身だしなみ
第一印象は会って3秒で決まります。
その上、視覚から得られる情報が大半を占めるのだそうです。
あなたのイメージが3秒で決まるのだとしたら、身だしなみはとても大切なことが分かりますね。
身だしなみの良し悪しは清潔感によって決まります。
ひげや肌のお手入れは欠かさず、髪型もスッキリと整えましょう。
服のしわやサイズにも注意し、シンプルにまとめるのがおすすめです。
表情づくり
第一印象では、表情も大切な要素です。
どれだけ清潔感のある身だしなみをしていても、表情が暗ければ印象が悪くなってしまいます。
表情は笑顔が基本です。
笑顔のポイントは、
- 目が半月型になっている
- 表情筋が持ち上がっている
- 上の歯は8本、下の歯は見えないようにして口角を上げる
しっかりと笑顔に見えるように、鏡の前で練習してみてください。
ニコッと口角を上げるだけでも十分です。
ただし、恥ずかしさから中途半端に口角を上げると、ニヤニヤした表情になってしまうので注意しましょう。
相手の名前を呼ぶ
1回の会話の中で、相手の名前を3回呼ぶことを意識してみてください。
例えば、
- 「佐藤さんはどう思われますか?」
- 「佐藤さんは○○でしたよね?」
- 「佐藤さん、お疲れ様です!」
というように、会話の中で自然に相手の名前を呼びます。
これには、「ネームコーリング効果」が関係しています。
人間は名前を呼ばれることで”個人”として認められたと感じ、親近感を持ちやすくなります。
この効果により、相手からの信頼や好感が得られやすくなるのです。
初対面なら、距離感がより縮まるのでおすすめです。
ビジネスシーンの場合は、下の名前やニックネーム、呼び捨ては避けましょう。
初対面で緊張するのは当たり前。会話をどんどん重ねよう!

初対面で緊張しすぎてしまうと、本来の自分の姿や能力を発揮できません。
そのため、緊張を和らげる必要があります。
緊張を和らげるには、相手とよく会話をすることが大切です。
質問を交えながら会話を盛り上げてみましょう。
もしかすると、共通の話題が見つかるかもしれません。
相手の話を聞くときは、表情や体の向きに気を付け、程よい相槌を心掛けましょう。
初対面では失敗できないと気負ってしまいがちですが、表情や身だしなみの清潔感を忘れないようにしてくださいね。
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